大阪学「四條畷歴史街道を歩く」報告

2022年11月05日(土)
教育活動

10月28日(金)の大阪学は、「四條畷歴史街道を歩く」をテーマに、楠正行御墓所と、四條畷市立歴史民俗資料館をフィールドワークしました。

南北朝時代にあって、楠正行は、南朝側の棟梁として、北朝(足利)側の高師直(こうのもろなお)軍と、四條畷の戦いで敗死。明治維新の尊王思想である「忠君愛国」の模範とされ、父楠木正成が「大楠公」として神格化されたのに伴い「小楠公(しょうなんこう)」として崇められ、四條畷市雁屋南町に御墓所が創建され、正行を偲び植えた楠(クスノキ)は樹齢約650年の大樹に成長しています。

そして、現在四條畷市立歴史民俗資料館では、特別展「シデウナワテ 関西の軽井沢・日本的フィヨルド」が開催中です。四條畷神社の創建と鉄道の開通、とくに四条畷駅の開設にあたっては、神社と墓所の一本道を「またぐ」のは許されず、現在の大東市域に開設したことや、昭和初期には、室池周辺が「関西の軽井沢」と宣伝され、多くの観光客で賑わったことが野島稔館長から説明がありました。

生徒も毎日利用する四条畷駅の昔の写真を興味深く鑑賞し、改めて四條畷が「歴史の宝庫」であることを実感し、官道の一つである南海道が前身の東高野街道を歩き帰校しました。

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