大阪学「さかなのおにいさん 川田一輝氏トークショー」報告
6月24日(金)、「大阪学」第35回公開講座を、テレビアナウンサーの「さかなのおにいさん」川田一輝氏をお招きし、トークショーを行いました。
川田氏は関西学院大学法学部在学中から、趣味の魚釣りをきっかけに、さかなに関する論文を多数発表され「ツッコミたくなるおさかな図鑑」(ワニブックス)や「すしぞくかん」(高陵社書店)などの著作を発表され、またテレビアナウンサーとして、読売テレビの『かんさい情報ネットten』をはじめ、テレビ大阪『釣り好き釣りバカ全員集合』、サンテレビ『爆釣Fishinng』にレギュラー出演し「さかなのおにいさん」として大活躍されています。
トークショーでは、おさかなの人生ならぬ「魚生」の紹介として、トビウオは天敵の魚から身を守るために「飛べる」ように進化したのに、最近では飛びすぎて鳥にたべられることもあったり、コウイカのイカスミはその昔はインクに使われていて、イカスミで借用証を書くと、そのうちに色あせて消えてしまうので「イカサマ」の語源になっているなど、10種以上の「ツッコミたくなるおさかな」の披露があり、生徒たちも興味津々に聞き入っていました。
そして、トークショーの最後は「2048年お寿司屋さんはこうなる」のテーマで、アメリカの科学専門誌『サイエンス』の論文を引用され、このまま温暖化・魚の取りすぎ・海洋汚染が続けば、お寿司屋さんからネタがなくなり、それこそ「カッパ巻き」しかなくなる事態になると話され、そんな悲しいことにならない為にも、水を大切にして、脱プラスチック等に取り組み、SDGs目標を知ろうと呼びかけられ、私たちの心に穏やかな海が広がりますように、、、とトークショーを締められました。
生徒たちも「優しい想像力」を持って、今後環境問題に取り組み、行動してくれるものと確信したトークショーとなりました。