大阪学「献血ボランティア」報告

2021年09月29日(水)
教育活動

9月22日(水)の大阪学は、大阪府赤十字血液センターと四條畷市社会福祉協議会との共催事業として、四條畷市役所で献血と献血のPRを行いました。

献血とは、血液を必要とする患者がいつでも安心して輸血を受けられるように、健康な人々が代償を期待することなく、すすんで自分の血液を提供する行為をいいます。輸血用の血液は人工的につくることはできず、私たちの善意だけが頼りです。

しかし、献血者はこの10年で105万人減少し、そこに新型コロナウイルスの影響で、献血ルームも「開店休業状態」を余儀なくされ、学域への献血バスの配車も出来ず、併せてこの夏の長雨も追い打ちとなり、8月も大阪府の計画量に600人分届いていなく、血液の安定供給が求められる日本赤十字社は強い危機感を抱いています。

生徒たちは、大阪府赤十字血液センターの猪上将之氏をリーダーに、まず「献血組」と「PR組」に分かれ、「献血組」は早速、問診~検診~血圧測定とすすみ、9人中5人が献血車に乗り込みました。「(献血を)やる気満々」で来た生徒の中には、数値的に献血が出来ず落ち込む生徒もいましたが、献血を無事終えた生徒は、「あっという間だった」「次は友だちも誘おう」と感想を述べてくれました。

「PR組」は、来庁者や市職員への呼びかけとして、マスコットキャラクター「けんけつくん」に変身したり、看板を持ってのアピール、ポケットティッシュを配り、一生懸命呼びかけていました。

この日、生徒の呼びかけもあり、四條畷市役所での献血者数は44人を数え、「生徒さんの頑張りの成果です」と猪上氏から感謝の言葉がありました。

生徒たちは今日のボランティアを通じて、赤十字の方をはじめ、たくさんの人と関わることができ、命の大切さや献血の大切さを学んでくれたと思います。

 

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