大阪学「枚方宿歴史街道と淀川資料館」フィールドワーク報告

2024年05月16日(木)
教育活動

5月16日(木)の大阪学は枚方宿歴史散策と国土交通省淀川資料館をフィールドワークしてきました。

江戸時代、京街道や淀川を往来する上で、重要な場所であった「枚方宿(ひらかたしゅく)」は、紀州藩等の参勤交代時には本陣を備え、多くの旅人の休息所となり、とくに「酒、餅くらわんか」と物を売りつけたくらわんか船は枚方の名物で、枚方市では近年その歴史を伝えるため「鍵屋資料館」をオープンさせ、また東海道は五十三次ではなく、伏見宿、淀宿・枚方宿・守口宿を加え東海道五十七次説を主張されています。

また淀川は、その源を滋賀県山間部に発し、流域面積は8万km2にも及び文字通り「近畿の水がめ」として社会・経済・文化の基盤を支え、給水人口1100万人(日本一)の一級河川です。

フィールドワークは、枚方市駅をスタートし、往時の人々が「(上り)さあ江戸へ!」「(下り)もうすぐ我が家」と踏みしめたであろう街道を進み、鍵屋資料館に到着、学芸員の片山正彦氏の解説は、淀川と「くらわんか船着場」が一望できる2階の大広間で行われ、「宿」の役割について理解を深めました。

また、淀川資料館では、河川環境課専門官花光秀和氏からスライドを使って、淀川の概要や水利用についての説明があり、水質保持や治水・防災の国土交通省の取り組みが紹介されました。

 

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