大阪学「難波宮と大阪歴史博物館」フィールドワーク報告
2024年04月25日(木)
4月25日(木)の大阪学は難波宮と大阪歴史博物館をフィールドワークしてきました。
日本では古来より「(天皇が)住めば都」となり、大阪に150年間都が置かれたことは案外知られていません。645年乙巳の変後、自らの宮殿がクーデターの舞台になったことにショックを受けた皇極天皇は孝徳天皇に譲位し、さらに人心一新のため飛鳥を離れることを決意、皇都に選ばれたのが摂津国の難波宮で、最初の元号「大化」もこの地で公布され古代日本のターニングポイントとなりました。
また大阪歴史博物館は古代・中世近世・近代現代の大阪の歴史を模型・原寸大復元や豊富な実物資料によって理解できる施設で、年間約20万人が訪れる人気スポットとなっています。
フィールドワークは、森ノ宮駅をスタートし大阪城公園で小休憩、記念撮影のあと、難波宮に向かいました。大都会のなかにあって広大すぎる芝生に囲まれた太極殿基壇は迫力満点で、生徒たちはしばし古代に思いをはせ、詔を公布した天皇の気分に浸っていました。 また大阪歴史博物館では、一気にエントランスから最上階に移動し、先刻訪れた難波宮を「見下ろす」形で改めて広大な宮殿跡を確認し、順路に沿って移りゆく大阪の歴史をしっかり学習し帰校しました。