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大阪学公開講座「春子と過ごした10年間」 イベント

1月13日(金)、第16回大阪学公開講座は天王寺動物公園事務所業務主任西村慶太氏を講師に、「春子と過ごした10年間」をテーマに行いました。西村氏は、老いと闘いながら、最後の最後までお客さんの前に立ち続けた、国内2番目の高齢(64歳)アジアゾウ・春子の飼育員として、2014年に春子が天国に旅立つまでを担当、主演されたドキュメンタリー映画「春子最後の夏」は世界で上映され、感動を生みました。
 
講演では、天王寺動物園における「ゾウの飼い方」の紹介があり、一般的には、ゾウは大きくて力持ち、親しみを込めて「ゾウさん」と呼ばれているが、実際には頭が良く精神構造も深く、記憶力も大変高い、動物園では飼育員の死亡率が最も多い「猛獣」で、本音として、飼育員は「ゾウ」の担当だけは外れたいと思っていることや、天王寺動物園で行っている直接飼育は、コミュニケーションが取りやすく、身体の手入れや健診が出来るメリットはあるが、担当飼育員の事故の危険も大きく、育成にも時間がかかるデメリットもあり、映画の中にあったように、大変おとなしく、用心深い性格の持ち主の春子を担当しても、時には気持ちをぶつけ合ったり、信頼関係を築くために、時には「(春子から)逃げない」と誓い、春子と過ごすうちに、西村氏自らの弱さや心根を、春子に指摘してもらったとも話され、(映画以上に)西村氏と春子との絆の深さ、愛情の深さが伝わり、生徒たちも感銘を受けた講演会となりました。

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